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私信

ふとマスクを外すと、甘い香りに気づく。そんな季節となりました。お久しぶりです。
私ですか?そこそこやっています。もちろん、いつも絶好調なわけありません。むしろ逆で、低空飛行を続けるのが、本来の私なのだと思います。
私、夏から秋に変わる瞬間がとても好きです。あなたはどうでしょうか。秋って、夏が去った後の寂しい季節のように描写されることも多いけど、私はとても好き。肌を撫でる風が心地よくなって、雲がいつの間にか高くて。小さな生命が、甘くあたりを飾りつけて。静かな芸術が、そこかしこで輝いている。見つけようとしないと、見つけられない。1人でないと、見つけられない。そんな密やかな幸せが、いっぱいの秋。
あなたも見つけてみて。小さい秋の……もね。
あなたがそこそこやれていることを願って。

  • 秋空のような心の広さを持てたらどんなに楽かと
  • 秋空の雲のように俯瞰できたらどんなに楽かと
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  • 私は…春から夏にかけてが好き(おい)
    だけどね、最近確かに密かな幸せはいっぱいある。このままその幸せで埋め尽くされたらいいななんて思うくらいに。
    俯瞰…何でも俯瞰して見えたらこの世界退屈すぎて死んじゃうから、160cm分の視界が与えられてるのかなって私は思ってる。
    たまに空高く飛びたくなるけどね。そんな時は頑張って飛ぶんだ。


    なんだか。

    ありがと。
    宛名のない手紙に気づけて良かった。