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ハブ ア ウィル —異能力者たち— 13.リャナンシー ⑫

「いやアンタお人好しかよ」
「お前らしっ」
ネロと耀平はわたしにジト目を向ける。
「まだ協力するとは言ってないから…」
わたしは呆れ気味に言った。
「すみません、急にわたしがこんな事言って…」
迷惑でしたよね、と女の人は申し訳なさそうにする。
「あ、いえいえ!」
大丈夫ですよ、とわたしは返した。
「まー良いんだけどさー」
ふと耀平が呟いた。
「人探し位なら手伝ってやるし」
な、と耀平はネロに目を向ける。
「まぁね」
ネロは得意気に言った。

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