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ハヤブサは今日も行く

かつては東京と西日本を結ぶブルートレイン、今は東京と青森、青函トンネルを抜けて函館近郊を結ぶ新幹線の名前となった「はやぶさ」
ロシアにもハヤブサという意味の名前が付いた特急が走っている
その名も、特急Сапсан(サプサン)
こちらも日本の新幹線と同様、南の都と北の歴史ある港町を結ぶ高速鉄道だ
東京とモスクワ、函館とペテルブルク
比較なんかできない
どこも個性溢れる美しい街さ
6:32に出るはやぶさ1号新函館北斗行き
その約5時間後、現地時間の5時40分にモスクワ・レニングラーツキー駅を出る752番列車、通称サプサン1号サンクトペテルブルク・モスコフスキー行き
北海道から宗谷、間宮の海峡を越え,更にはアムールやウラルの山々、ヴォルガ川も越えて受け継がれたあの速い鳥の名を得た特急は今日も,子供たちの夢を、地元を離れて働きに出る若者を、憧れを乗せ、北の大地を駆け抜ける

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