世界に手を伸ばして、空を切り切り傷ばかりに惑い惑いつ 世界にそっぽ向いて、過去は褪せ色のない今に怯え怯えつ 世界に飲み込まれて、ちっぽけな歯車みたいに回り回りつ 世界の正規に染まり染まって 並普通の部品だと諦め諦めつ それでもどこかで夢を見ている 誰も私を知らず、私も世界を知らない それが世界の全てであった頃を 明日の憂いを知らなかった頃を