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薔女造物茶会 Act 8

「…ちょっと、行ってくる」
そう言ってナツィは屋上に続く階段へと向かった。
「あ」
待ってよとキヲンは止めようとしたが、ナツィは気にすることなくその場を後にした。
「…」
暫くその場に微妙な空気が流れた。
しかし、ピスケスがぽつりと呟いた。
「私達も行くわよ」
え、と露夏はピスケスの方を見る。
「行くって…」
「決まってるでしょう」
ピスケスはティーカップをテーブルの上に置く。
「アイツを追うのよ」
そう言ってピスケスは立ち上がった。

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