進む訳もないトーク画面を
遡っては泣いて
閉じては開いた
「幸せだった」自分を探したくて
「楽しかった」あの日に戻りたくて
ねぇ「この日」の私
ずれ始めたことに気づいてたんでしょう?
それなのに
自信があったから隠したんでしょう?
『帰ってきてくれると思ってた』
そんな馬鹿げたこと思わないでよ
進む訳もないトーク画面を
遡って 遡って
スクロールする度
「その日」の私は幸せになっていった
「今」の私は苦しくなっていった
あぁ、確かに私は幸せだったんだ
そう気づくのが遅かった
ねぇ「将来」の私
このトーク画面に頼らないで、
「幸せ」を得る日は来ますか
もしそんな日が来るのならば
その日に隣にいる人のことを
どうか どうか 大切にしてください
私は 儚い思い出ほど、
その時はさほど大したものとは思えないようです
だから。