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ユーラシア大陸縦横断旅12

朝飯はマレーやインドネシアでよく食べられているブブールというお粥に決定
そして、列車に乗り込む
「Любимый(ロシア語でパートナーを呼ぶ時に使う言葉、ただし女性が使う)、昨日は色々迷惑かけてごめんね。疲れちゃったんじゃない?」
「気にしないでくれよ。一昨日の昭南島滞在の方が頭使って疲れたから大丈夫さ。」「え?昭南島?シンガポールのこと?」「そうだね。これがその写真さ。古戦場のブキテマ高地、それから2・15の交渉が行われたフォードの工場跡とか色々あるよ。そうだ!昨日のKL、そして今朝撮った君の可愛い寝顔の写真も見るかい?」「寝顔は消してよ〜(笑)」「こんな綺麗な彼女の寝顔を消せなんて、流石に酷だろ」「そんなに綺麗だった?」「バシー海峡に沈む夕陽よりも綺麗だったけど?」「バシー海峡って?」「台湾とフィリピンの間の海峡さ。俺、KLを訪れてからおよそ2年半後に台湾島の最南端に位置する墾丁というリゾート地を訪れたことがあるんだ。その時に最南端の岬で夕陽を観たんだ。これがその写真ね」「糸島の海みたい」「まぁバシー海峡も玄界灘も東シナ海と繋がってるから同じようなもんだしな」
そんなやり取りをする2人を乗せ、およそ16時間かけてクルンテープまで向かう

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