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ユーラシア大陸縦横断旅17

中国入ってからも昆明までは意外と時間かかるなぁ
どこかの駅に着いたようだが、今いるのはどこだ?
駅名標を見ると普洱と書いてある
そして気付いた
ここは俺が大好きな中国茶の一種、プーアール茶の産地であること
そして、ここで降りた少数民族らしき乗客の多くは、この辺りの茶畑やその周辺の集落で生活している人なのだと
トンネルだらけの区間で、しかもかなりの長旅で疲れたらしい彼女は寝ていたが、起きて一言
「大勢の人が降りたけど、ここって何か有名なものあるの?」「ここか?九州で言うと知覧みたいな町さ。お茶で有名なんだよ。中国茶の中で俺が特に好きなプーアール茶の産地なんだ。香りは少しクセがあるけど、味は美味しいからハマるよ。」「中国茶はほとんど飲んだことないから分からないなぁ」「俺は一時期、中国茶にハマってお茶っ葉ごと買って自分で淹れて飲んでたことあるよ。特に、福建や台湾の烏龍茶と雲南のプーアール茶が好きでよく飲んでたなぁ。まあでも、インドのチャイとかイギリスの紅茶にハマってからは中国茶飲まなくなったけど…機会があれば淹れてあげるよ」
シベリア鉄道の車両なら、サモワールで紅茶淹れて飲むことできるんだろうけど、モンゴル経由モスクワ行きの列車って、確か中国国鉄の車両を中国とモンゴル国境のモンゴル側に位置するザミンウードで台車を替えて直通させるんだよなぁ

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