0

ユーラシア大陸縦横断旅18

俺たちを乗せた列車は公園なのか庭園なのか分からない緑地の池に反射した西日に照らされて輝く昆明南駅のホームに滑り込む
ここで、上海を経由して北京まで同行してくれる会心の友とも合流することに
「久しぶりだな。元気だったか?」「俺は元気でやってるぜ。そうだ、紹介するよ。こちらが今回北京まで俺たちの案内と食費・宿代その他諸々の経費負担を担当してくれる元クラスメイトで1番の相棒だ。そして、お前にも紹介しなきゃな。隣にいるのが俺の彼女だ。」「え?今、なんて?彼女できたのか?」「そうだよ。」「お前みたいな奴にも彼女できるなんて思わなかったよ。だから、彼女さん大切にしろよ?」「再会して早々、そんなこと言われるとはな(苦笑)まあでも、惚れた女を大切にし、彼女が傷つかないように気を配り、時には身を挺して守るのが男の一生モノの課題だからな」そう自信満々に言い切ると、「え?それってあの時の…」そう言って彼女が顔を真っ赤にする
そして、その光景を見ていた親友から一言
「お二人さん、そろそろ移動しないと目的地行けないぞ?」
「そうだったな。行くか!」

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。