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ススメ!僕!

小学生の声が聞こえた。「あぁ、もうこんな時間か」ふと、時計に目をやると3時を指していた。最近は、高校にも行けず、部屋に閉じこもってこんな生活ばっかりだ。だけど、そんなに最悪な生活とは思ってない。なぜなら、この本があるからだ。様々な戦争についての本だ。これを読むことが唯一の楽しみだ。その本を持って僕はベットに寝転がり読もうとしたが、眠くなってそのまま寝てしまった…。
 「おい、高部!朝だ!起きろ!朝礼に遅れるぞ!」
「え?朝?僕は少し昼寝してただけだけど…」
「何寝ぼけてるんだ!さっさと起きろ!先行ってるからな」
一応返事はした。だけど、まったく意味がわからない。目を開けてみると、そこは僕の部屋ではなく、どこかの宿舎の部屋だった。見回すと、軍服が目に入った。
「あれは日本海軍、少尉の軍服?」
もう一度見回すとカレンダーがあった。日付を見ると昭和15年11月になってる…。
「もしかして!?」
部屋を出てきた人に年を聞いたら、
「えっ、昭和15年ですけど」
そこで、僕は分かった、タイムスリップしてきていると!

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