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ススメ!僕!2〜初零戦〜

「郷に入っては郷に従えって言葉あるし、着替えて行くか」
僕は急いで着替えて、みんながいっている方向へ歩き出した。初めての軍服、軍靴は違和感しかない。気にせず進んで行った。
 朝礼が終わり地図を確認していると、さっき起こしてきた人がこっちに向かって来た。名前は山下淳弥と書いてある。
「高部よく間に合ったな!今日は飛行訓練の日だよな」
「えっ、飛行訓練!?」
僕は驚いた。飛行機なんて一度も操縦したことない。
「いや、書いてあったけど」
「あっ、そうか」
「じゃ、行っとくぞ」
と言って山下は行ってしまった。
僕も行きながら、前読んだ本について思い出していた。そう、零戦の操縦方法だ。
 零式艦上戦闘機、日本海軍最強の戦闘機だ。
 僕は飛行用の戦闘服に着替えて、上官は訓示をしていたが緊張でまったく入って来なかった。そんな状態で、零戦に乗り込んだ。そして、ドアを閉め、プロペラを回して、押してもらい、飛行機は速度を上げる。僕の震えてる手が操縦桿を引いた。

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