零戦はどんどん高度を上げて行く!あっという間に高度1000メートルを超えた。無線がなった。
「高部早く加われ!」
「はい」
しかし、どこにいるかさっぱりだ。
「上だぞ」
山下の声だ。上を見ると確かに飛行機が見える。操縦桿引いて高度を上げる。そして、隊列に加わった。
「高度を下げろ!」
指揮官の声だ。僕は操縦桿を押す。
「ふん、上出来だ」
指揮官の褒めの言葉が聞こえる。
次々と自分のところに飛行機がくる。
「次は爆撃だ」
僕は爆撃の操作をすると、ドドドの音と共に機関銃がぶっ放された。
「よし、着陸だ」
着陸の命令が僕に下る。
着陸体制に入った。どんどん地面が近づいてくる。当然だが着陸がダントツで難しい。ゲームでしかしてないが、その通りにやってみる。ドンと僕に衝撃が伝わった。そのまま零戦は止まる。
着陸成功。僕は息をついた。手は汗でびちょびちょだ。零戦を降りようとしたら衝撃の光景が目に入ってきた。そう、そこには山本五十六がいたのだ。