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ほうじ茶

ああ、そうか。
目の前の眩い光に目が眩み、見失いかけていたんだ。勝手にこちらが影だと思って、あなたから消えようとして。
なんで忘れてしまっていたんだろう。あの月日は消えないのに。ずっと私の中にあったのに。
ああ、私は。
こんなにも素敵な人と出会っていたんだ。上辺じゃない、見た目じゃない、頻度じゃない関係。
思い出せて本当によかった。お話させてくれた事に、最大限の感謝を。
ああ、こんなにも。
容易に扱いたくない、そんな時間だった。リボンをかけて、そっと宝箱に仕舞いたい。これは、私とあなただけの時間だった。


いつか、話したいな。全部。

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