「えっ…嘘だろ…」「どうしたの?」「俺んとこの部屋,番号見たらあの時と同じだ。」「「そんなことってある(の)?」」チェックインを終えて部屋に向かうLiftでそんな話をする
「僕は隣なんで。お二人さん、楽しんでね。」「言い忘れてたけど、夕飯のアレにはビネガー付けるのがイギリス流だけど、あの店でTakeawayするとビネガー付いてこねえよ」「I know that ,mate !」
そう言って幼馴染が早速買い出しに向かう
「アレって何なの?」「それは後でのお楽しみな。俺の大好物でもあるんだけどね。小2の夏休みに韓国以外の国に初めて行った時に食べたんだ。忘れやしない,7月26日の現地の波止場で、サーキューラーキーの屋台で買って、そのまま波止場の対岸にかかる橋を見ながら潮風を浴びながら食べて虜になったんだ。」「もしかして、韓国以外の初海外ってオーストラリア?」「そうさ。NSW」「そのイニシャルで東京から行けるのはシドニー、となると答えはFish & chips しかないやん」「バレたか」「というか、イギリスじゃお酢かけるの?」「ビネガーガツンとかけると、さっぱりして美味しいんだよ?」「自称紳士球団が好きな自称紳士による自称紳士本家の食文化講座w」「分かりづれえ!って言うか自称紳士は独り身で変な方言使って威張ってる。それでいて女性の扱いが雑。じゃあ、俺は?」「ごめんなさい。前言撤回します」「それでよろしい」そんなやり取りをしていると、もう一度ビッグベンの鐘が聞こえる「昔は下の道路を車の音で聞こえなかったのに、今は聞こえるのか…変わったなぁ」「私への思いは?」「永久不滅で一筋貫く」そう談笑していると、呼び鈴が鳴る「来たな。紅茶も淹れるか」「本当のティーパーティ」「待たせたね。サイダーもあるよ」「待っちゃいないさ。って言うかこのサイダーって酒じゃん!俺酒飲んだことないけど…さあ、始めるか!」「黒田節にあるけん、飲んじゃえ!」「「黒田節?何だそれ?」」「代わりに東京音頭で!ハァ〜踊り踊るな〜ら、チョイと東京音頭〜♪ヨイヨイ!」」「東京音頭やめてw」「「素面で始められるの凄い」」
どんちゃん騒ぎから始まったロンドンの夜の宴はまだまだ一回表、始まったばかりだ