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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 14.ヌリカベ ⑯

「何を考えてたの?」
「え」
坂辺さんからの意外な発言に、わたしは少し驚く。
「それは…」
秘密、かなとわたしは苦笑する。
「秘密…」
坂辺さんは目をぱちくりさせる。
「…」
2人の間に微妙な空気が流れた。
「…わたし、トイレ行ってくるね」
沈黙に耐えられなくなって、わたしは席を立った。
坂辺さんはいってらっしゃい、とわたしを見送った。

  • ハブ ア ウィル ―異能力者たち―
  • 今日は短め
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