同級生が共通テストの前日、教室で緊張のあまり泣いていたのを思い出した。そこで私が感じたのは、“何かが終わる直前が一番つらい”ということ。 試験は始まってしまえば、終わるまでは走り続けるしかない。けれども、その走り出すスタート地点に立っている時が一番つらいと私は思う。 だから、思う。今、目の前に見える世界はとてもつらいかもしれない。けれども、その見方を少し変えるだけで、広く見てみるだけで、ちょっとだけ考えが変わるかもしれない。 最後まで完走すると決めたから。