早くましにならないかな
咳を堪えて 時計を見る日々だ
午前4時、君が深い世界に下りている頃も
私は暗闇の中で 咳を繰り返していた
早く会えないかな
悲しさを抑えて 画面を見る日々だ
午後4時、君が部活に打ち込んでいる頃も
私は暗闇に潜って 咳を繰り返していた
ようやく眠れた頃
ふと夢に君が出てきたんだ
変わらない笑顔で 変わらない明るさで
ちょっと近かったのは 私の願望だろうね
よく眠れた そんな気がした
ようやく目覚めた頃
ふいに君から連絡が来たんだ
相変わらず短文で 相変わらず事務連絡で
既読つくのが速かったのは それは…
まぁいいや そう願うだけにした
微熱であれど頭に浮かぶのは
君のことばかりなのですよ。