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復讐代行〜第26話 死徒〜

“体が心を支配する”
もしこの仮説が正しいなら
彼のあの行為…もとい、“私”が私にしたハグは…
あれこそが、私の本性なんじゃないのか…

私は所詮復讐に駆られた心
あの時からずっと…消えるべき存在…

しかし引き止めるようにLINEが鳴る。
「ひとまず、この行程でやる」
そして少ししてから
メモのスクショが3枚送られてきた。
私は正直引いた。
こんなのを毎回作っているのかと思うとゾッとする。
「すごいな、さっきの今で作ったのか?」
LINEのメリットはこのリアクションがバレないこと。
いつも作ってるかについて触れなければまず大丈夫なはずだ。
「青路が珍しく、こういう話をしたからな」
なるほど、そこを失念していた。
「そうか?」
ごまかせただろうか…彼とはまた違った乗り気に少し狂気すら感じている。
“何が彼をそこまでさせるのか…”
本来ならそんなことはもうどうでもいいはずなのだが、なぜだか気になってしまった。
彼が動けば動くほど、私はいつでも死ねる。
それが寂しのか…?

to be continued…

  • 復讐代行
  • ハグのシーンは第6話参照です
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