「?」
何かしら?と女は立ち上がり、扉の方へ近付く。
ガチャ、と戸を開けるとそこには金髪のコドモとエプロン姿のコドモが立っていた。
「でへへへ」
来ちゃったと金髪のコドモは笑う。
「…何」
女がそう呟いた時、視界の外から女の身体に衝撃が走った。
「⁈」
気付くと女は蹴飛ばされていた。
「…油断していたとは、まだまだだな」
お前それでも魔術師か?と赤髪に帽子のコドモが扉の中を覗き込む。
「…あなた」
女は悔しそうに起き上がる。
「後ろに気を付けたら?」
「え?」
赤髪のコドモが振り向くと、そこには獣型の精霊がいた。