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籠蝶造物茶会 Act 13

「さっさとソイツを返してもらえるかしら」
青髪のコドモはそう言って女に近付く。
「ぐ…」
女は思わず後ずさる。
…と、ここで部屋の入り口からメガネの人物が覗き込んだ。
「あれ?」
アンタ…とメガネの女は呟く。
「昼に会った…」
宝条 すみれ?とメガネの女は続ける。
女は何よと答えた。
「あれ、寧依、知り合い?」
キヲンはメガネの女と部屋の中の女を交互に見る。
「…まぁ、ちょっとね」
寧依と呼ばれた女はそう言ってうなずく。
「あなたの差し金なの?」
万 寧依、とすみれは聞く。

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