『黒幕』
「んふふ...ふふふ.........。」
「あはぁはぁっ、面白い面白い。」
「なかなか良く思い立ったじゃあないか文紡。」
「狂った時間軸の中で君は何をどう奏でてくれるのかな?」
「楽しみで楽しみで仕方が無いよ、うんうん。」
「しかしあれだな、八千代はやはり知っていたか。」
「そんな事はどうでもいいが......ふふふふふふっ。」
「ああ...あははははっ......ははっ...。」
「あー......狂わせるのは面白い。」
「然し何故だろうね。何故皆は明日が普通に過ごせるという確証を抱いてるのだろう。」
「其処が滑稽で面白い所だが。」
「......暫らく羊を食していないな...。」
「今日の食事は羊を食べよう。」
「そして......私が何故未だに怒ってない事を意気揚々と語っているかって?」
......それは......私が『特異者』だからだよ。
NEXT episode6 『管理人執筆中』
P.S.これで5章『その男、聖なり』はおしまいです。
「タイトル回収出来てねえじゃんかよ!!」とか聞こえてきそうですが、まあ意図的なので悪しからず。
次章は管理人さんのお話です。
良ければ今度の章もお付き合い頂ければ幸いです。