0

ねえ、

ねぇ、君は。

僕の見えないところで、一体何を想っているの。

誰に、何を想っているの?

僕と話しているはずなのに、どこか遠くを見ている君の、
その綺麗な瞳の中には一体なにが映っているの?

その眼の中に僕の居場所がないなんて、馬鹿でもわかるはずなのに。

今日もまた、君に見てほしいと願ってしまうんだ。

この諦めきれぬ僕の想いが、実る日はいつか来るのだろうか。

「ねぇ、どうしたの?」
なんて知らない顔でのぞき込む君は、僕の想いなんか知る由もないんだろう?
だから、君はきっと知らない方がいいから。

僕もきっと、言わない方がいいからさ。
「ううん、なんでもないよ」

と心の中にそっと仕舞って。
また、叶わなかった想いがひとつ、心の中に増えていた。

レスを書き込む

この書き込みにレスをつけるにはログインが必要です。