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雪が綺麗と笑う君

真っ白に振り積もった雪は
小さな時の変化を覆い尽くして
簡単に僕を過去へと連れ戻す。

君といたあの頃
僕はまだ銀世界に君がいることが
当たり前だって疑ってなかった。


君のいなくなった銀世界は
どこまでも白くて
どんな跡もなくて
ただ冷たいだけ

君の温もりが…
どんなに大切だったか
君との足跡が…
どんなに幸せだったか

思い返して泣いても
嗚咽は銀世界に溶けて
かき消されていく。

  • 雪を見るといつも思い出す
  • いい加減忘れなきゃいけないのかな
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  • 切ないですね。(*^^*)凄く未完成の全知全能さんの優しさが詰まった詩ですね。お休みになる際は暖かくなさってお休みください。

  • レスありがとうございました。

    温度を与える、素敵な言葉だと思いました。
    頂いたレスに、それならこれはどうなの?とか
    正直色々思う事はたくさんあったんですけど、
    それはたぶん未完成の全知全能さんと私の世界の
    見え方やいわゆる価値観の違い、というだけで
    そう考えてしまうとなんだか
    私が未完成の全知全能さんの言葉に思ったことを
    言葉にする必要はないのかなぁ、と。
    少なくとも私は
    未完成の全知全能さんの言葉になるほどなと思うし
    別に言い負かしたいわけでもなく、
    あの時の詩は自分の世界を押し付けるような意味で
    紡いだ言葉でもなかったので
    まぁそういう意見もあるよね!って感じで
    終わっても良いのかなと思い
    今この言葉を紡いでいます。
    なんだか逃げのようになってしまってすみません。
    今後も私はぽやぽやと紡いでいくと思うので
    また読んでくれたら嬉しいです。

    最後になりますが
    もし可能であれば、原田マハさんという作家さんの
    「本日は、お日柄もよく」という本をおすすめしたいです。できることならいつか、感想を教えていただけたらとても、嬉しいです。

    いやいや、ちょっと待てよ!ということがあれば
    またレスしていただきたいです。
    長文失礼しました。
    最近寒い日も続いているので
    体調にお気をつけてお過ごしください。

  • レスありがとうございます
    そうです、何も掴めてないですね…

    例えば、「もう一度」を言葉にすることで
    やり直したいという思いは伝わるかもしれないけれど、その言葉によってより関係が悪化したり、思い出が苦いものになったりする可能性がある

    こんな風に、いざ自分が起こそうとする何かが、良くない何かを引き起こしそうで
    それがどうしても怖くて、考えることしか出来ない
    今はそんな感じなんです。



    雪が綺麗だと笑う君。
    季節の風景すらも濃い思い出になってしまうのは、きっとそこに「君」がいたからですね
    思い出す「あの頃」では、そこに「君」がいることは当たり前だと信じていた



    きっとそういうものなのだと思います
    忘れることが全てじゃなくて、あの日の雪は君のいた雪だったと、そう思える日がいつか来るのではないかと
    私はそう信じようと思っています


    いつか雪の景色に何かの想いを添えられるような、そんな日が来ますように