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籠蝶造物茶会 Act 18

「笑うんじゃねぇ」
ナツィは嫌そうな顔をした。
…と、不意に寧依が呟く。
「…ねぇ、わたしって来た意味あったの?」
みんなはぱっと彼女の方を振り向く。
「急に呼び出されたと思ったら、ナツィを探しに行くって…」
結局わたしがいた意味ってあったのかな、と寧依は首を傾げる。
「そりゃああったわよ」
ポツリとピスケスがこぼす。
「アイツを攫った人が私たちに手を出してこないように、誰かの主人がいた方が安心でしょう?」
それで1番暇そうで動けそうな貴女を呼ぶことにしたの、とピスケスは微笑む。
「はぁ…」
寧依は呆れたようにため息をついた。
「ボクは寧依が来てくれて嬉しいよ?」
寧依の様子を見て、キヲンは彼女にくっ付く。
「さすがはボクの“マスター”!」
キヲンはそう言って笑った。
他の皆はその様子を静かに見ていたが、暫くしてピスケスがこう言った。
「さて、話も済んだことだし」
戻るわよ、とピスケスは皆に呼びかける。
皆はそうだなとかそうだねと言って歩き出した。

〈籠蝶造物茶会 おわり〉

  • 籠蝶造物茶会
  • 久しぶりの投稿にして最終回という、ね。
  • ちなみに入試は無事終わりました!
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