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プランクトン

海と云うことばも知らずに
ひとり、ここを漂っていた
世界はしょっぱい味がして
泳いでも泳いでもどこまでも
果てなんてあるはずもなかった

明るくなっては暗くなる
水のなかでただ呼吸だけをして
何度もふたつに別れたけれど
もう一人の自分のことなんて
忘れてしまうからいつだって
一人ぼっちでただ酔っていた

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