カービィに指示を出して家に帰った僕たち。
なぜか今も抱え続けられている。
そろそろ降ろしてほしいんだが…
「ぽよぽよ…ぽよ?」(僕)
「ぽよぽよ、ぽよぽよ」(カービィ)
やっぱり伝えたらすぐに分かるんだよな。
まあとりあえず、これからどうしたら良いだろうか?
まず最初にしておきたいのは、カービィに日本語を教えることだ。
今のままだと、側から見れば僕のが訳の分からない言葉しか発しない変人にしか見えないからな…
気は遠くなるが、こうでもしないと始まらないから仕方ない。
「ぽよ…?」(カービィ)
ん?なんかカービィがこっちをじっと見てくるんだが…
「ぽよ!」(カービィ)
うお!?なんだいきなり!?
カービィにまた抱えられた僕。
この体だからこそ味わえるのかな…多分僕に抱きついたりする人なんてほとんどいないんだもん…
カービィの顔を見ると、なぜか幸せそうな顔をしている。
しばらくそのままにしておいてあげるか。
ただ、日本語はしっかり教えてあげないとな。
こうして僕は、また抱えれられた状態でカービィに日本語を地道に教え始めた。