「ぐっ」
ネクロマンサーは動きを止めたまま、声にならない声を上げる。
「だから無駄だと言ってるじゃない」
少女がそう言うと、ネクロマンサーは力が抜けたように後ろへ倒れた。
「ネクロ‼」
もうよせ!と耀平はネクロマンサーに駆け寄る。
ネクロマンサーはふらつきながら起き上がる。
「おい、アンタ‼」
ネクロマンサーは少女に向かって怒鳴った。
「どうして、どうしていつも…!」
ネクロマンサーが鎌を構えようとするので、耀平は待てネクロ!と彼女を取り押さえようとする。
「お前もうよせ!」
「うるさい‼」
耀平の言葉に対し、ネクロマンサーはそう叫ぶ。
「やっと、やっと復讐できるんだ」
アイツを、アイツに苦しみを…とネクロマンサーは耀平に抵抗しながら言う。
「ネクロ‼」
耀平はネクロマンサーの言葉を遮るように怒鳴った。