「お前みたいな強力な人工精霊に頼むしかないのよ」 ピスケスがそう言うと、ナツィはなんだよソレと呆れたように呟く。 「もちろん、私や露夏もついて行くわ」 お前の援護としてね、とピスケスは微笑んだ。 「えっおれも?」 「そりゃそうよ」 露夏は自分を指さすが、ピスケスはふふふと笑うばかりだった。 「…仕方ない」 不満気に舌打ちして、ナツィは言った。 「俺が引き受ける」 「あらありがとう」 ピスケスはそう言って微笑んだ。