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ハブ ア ウィル ―異能力者たち― 15.オーベロン ㉛

その様子を見て、耀平は黙り込んだ。
「…」
暫くの沈黙の後、耀平は口を開いた。
「じゃあ、こうする?」
耀平が急にそう言ったので、ネロはふと顔を上げる。
「…どうするの?」
ネロがそう聞くと、耀平は得意気に語りだした。
最初の内、ネロはその内容に驚いたような顔をしていたが、やがて笑みを浮かべるようになった。
「いいじゃん、それ」
ネロはうなずきつつそう言う。
他の皆もなるほどとか言ったりしてうなずいた。
「じゃ、来週の日曜日、決行するか!」
耀平がそう言うと、ネロはうん!と大きくうなずいた。

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