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怪學造物茶会 Act 13

誰もいない小学校の靴箱にて。
どこか異質なコドモ2人が、校庭への扉を背に手を取り合って怯えている。
2人の視線の先にはヒトの形にヒレが生えたような精霊が浮いていた。
「_€+]$\;*」
精霊は2人に対して威嚇する。
「ナツィ達、来てくれるよね?」
キヲンのその呟きに対し、かすみは多分…と自信なさ気に答える。
「ナツィ達、他の精霊を倒すのに手間取ってるのかな」
それとも…とキヲンは不安気な顔をする。
「そ、そんな訳ないよ!」
ナツィ達は自分達と違って強いもん、とかすみはキヲンを励まそうとする。
「でも…」
キヲンは心配そうにうつむく。
「=‘+*^%#;}\__‼︎」
精霊は唸りながらにじり寄る。
かすみとキヲンは益々縮こまる。
…と、精霊に向かって矢が飛んできた。
「⁈」
精霊はすんでの所でそれを避けたが、そこに向かって黒い影が飛び込んできた。
黒い影は手に持つ大鎌を精霊に向かって振りかざす。

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