キャンドルの火を 一つひとつ数えていた 吐息でゆれて、ただの粒に見えて、 ちょっぴり触れて 火傷をした。 雪のふる、あいのかけらは もう少しまた、ばらばらになって もう一つまた、消えた のぼる白い煙 夜の音が、手招きをする。 赤いばら。白いはな。 肩をいちど叩いた落ち葉から、青いにおい。 ーー眠る希望をどう伝えよう。