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幺妖造物茶会 Act 8

喫茶店が入る建物から数百メートル。
小さくも大きくもない駅の人気のない出入口の近くで、どこか異質なコドモ達が歩いていた。
「なんでさ…」
急にその内の黒髪のコドモがポツリと呟く。
「なんでお前らもついて来てるんだよ!」
「えーいいじゃん」
「別にいいじゃない」
「うん…」
3人組はそれぞれそう答える。
「ピスケスは通りかかっただけとは言え、かすみと露夏はついて来なくてもよかっただろ!」
黒髪のコドモことナツィは語気を強める。
「えーだって暇だしー」
露夏は両手を頭の後ろに回して言う。
「自分も退屈だったから…」
かすみはなんだか申し訳なさそうに言った。

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