「なんだよそれ…」 ナツィはそう言って呆れる。 「まぁいいじゃないの」 賑やかな方が楽しいわ、とピスケスは手を叩いた。 「ボクも皆がいてくれて嬉しい!」 精霊の幼生を抱えたキヲンは楽しそうに飛び跳ねる。 「…」 ナツィは溜め息をつく。 「とりあえず行くぞ」 とにかくソイツを拾った場所まで案内してくれ、とナツィはキヲンを促す。 「分かったー」 キヲンはそう言って歩き出す。 残りの皆もそれに続いた。