止まぬ雨 轟く雷鳴 故郷より遥か 異国の地で 吾ら永遠なれと笑いし友も既に亡く 吾らに明日はなし 雑魚寝の土に 流るる水は重く 熱に浮かされる吾に死を告げる 吾らは天道神に見放され 疫病神が耳元で嘲笑する 嗚呼 吾らに明日はなし せめて自らと 震える手にした手榴弾 怨めしく歪みて 雷管を叩く音 吾らの呻吟を貫く 嗚呼 吾らに明日はなし