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幺妖造物茶会 Act 12

「ほら行くぞ」
「あ、うん」
キヲンは露夏に言われて慌てて引き下がろうとする。
ピスケスも元来た道へ戻ろうとするが、ふとその場に突っ立ったままのかすみに気付いた。
「…かすみ?」
どうしたの?とピスケスが尋ねる。
かすみはハッとしたように振り向く。
「…ねぇピスケス、もしかして」
あの精霊って、とかすみは目の前の精霊を指さす。
「きーちゃんが拾ってきた子の親なんじゃ…」
かすみが言い終わる前に、ナツィ、キヲン、露夏がえ、と呟く。
「いやだって似てるし…」
「確かに言われてみればそうね」
かすみの言葉にピスケスは頷く。
「ツノとか顔立ちとか、似てるわね」
「えぇ…」
ピスケスの発言を聞いて、ナツィは目の前の精霊に目を向ける。

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