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君の知らない物語

待っていた。
貴方の言葉を待っていた。
何も知らない人達に淘汰されてしまっても
いたずらに消されようとも
貴方の言葉はここに生きづいている
だから、待っている。
雨降るあの日、また会えることを。

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  • ぼくの世界と、あなたの世界にもきっと同じ雨が降って、同じ密やかな水音がして、同じ重たい風が吹いて、きっとことばで伝わるのはほんの一瞬のことだけれど、今年の長いながい梅雨のように、昨日あんなに暑かったのにまた泣き出すそらのように、ことばが雨になってあなたの傘に、あなたの屋根に、あなたの靴にも触れますように。とっても遠くから