〈おとといの話1つ目〉
おととい大学の敷地内で野生のカブトムシを初めて見た。
学園祭実行委員会の活動中に先輩が急に、カブトムシがいるとか言うから、振り向いたらカブトムシが地面にひっくり返ってた。
先輩は「もう1匹見つけてきてバトルさせようぜ!」とか言ってたけど、かわいそうなので都心のキャンパスの子が上下を元に戻してた。
でも数時間後に見たら死んでた。
…それにしても、大学は神奈川の東の端なんだけど、野生のカブトムシが出るんだね。
首都圏にカブトムシっているんだ(まぁワンチャン東京の多摩方面ならいそうな気がする)…
〈おとといの話2つ目〉
おとといは学園祭実行委員会の活動が早めに終わったから15時くらいに解散になったんだけど、そのまま真っ直ぐ帰るのはもったいないと思ったのよ。
だから「20歳までにやりたいこと」の1つである「原宿に行く」を達成するために原宿へ行ったんだ。
一応大学から家の最寄り駅までの間に「明治神宮前〈原宿〉」駅があるから、そこで一旦電車を降りて竹下通りに向かったんだ。
通りは思ったより狭くて、入り口の所が下り坂になっていた。
休みの日とは言え通りは人でごった返していて、あちこちから外国語が聞こえてた。
でも所々でゴミの臭いがして、胡散臭そうなお店もいくつかあったし、入り口には客引き注意の看板を持った人もいた。
「原宿は自分の好きそうなかわいいものがあるに違いない!」と思ってたけど、そこに並ぶかわいい(と言われる)ものは自分の好みじゃなかった。
…なんか思ってたんと違った。
原宿は陰キャにはまぶしいくらいにキラキラしている場所だと思っていたのに、渋谷よりもアングラな環境に見えた。
とにかくぼくがいるべき場所ではなかった。
ただ、空を見上げると飛行機が低い所を飛んでいて、同じく飛行機が低い所を飛んでいく高校がある街の隣街なんだなってことはよく分かった。
一応記念に竹下通りの出入り口の写真は撮っておいたけど、それ以外は特に何もせずぶらぶらしただけで帰ることにした。
あとJR原宿駅旧駅舎が本当になくなってたね。