『助手【シェスコ】』
『鳴頂詩』
【響くシルエット
音源となるのは自分
薬莢を破れば拡散する
振動は伝わり鼓動となる
ジグザグのラインはスピーカーとなり
時間を僕に否応無く感じさせる】
「ねぇ、シェスコ。」
「はい、何でしょう。」
「山彦ってさ、そこまで仰々しい物かな。」
「さぁ...私は山を見たことが無いですから。」
「そう言えばそうだったね。」
シェスコは管理人の着替えを手伝う。
「あの...ご主人。常々思っていたのですが......。」
「何だい?シェスコ。」
「何故隠すのですか、その躰の事です。」
「んふふ......いくら君が僕の使い魔だったとしても言えない事もあるんだよ。」
「そうですか、失礼しました。」
シェスコは基本的に利口である。
「シェスコ、この本をあっち側に置いてきてくれるのかな。グリモワールはもうあるから。」
そう言って管理人はカンテラの火を渡した。
To be continued #52 『助手【ラッソ】』
P.S.忘れてはいけない事は、気がついた時にはトラウマとなって浮上してきます。
そんな時に備えて、覚悟をしておく事をオススメします。
今日、俺が襲われたから笑
何の事だって?そりゃぁ宿題だよ。