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華火造物茶会 Act 1

蝉がうるさいくらいに鳴いている路地裏。
キャップ帽を被った赤髪のコドモが1人歩いている。
赤髪のコドモはふととある建物の前で立ち止まると、おもむろにその扉を開けた。
赤髪のコドモはそのまま建物の中にある階段を上がると、階段のすぐ傍にある物置に入っていった。
「おっ涼しっ」
物置に入って早々そう呟くと、赤髪のコドモは被っていた帽子を取る。
帽子の下からは犬のような耳が現れた。
「ここ冷房なんてあったっけ?」
赤髪のコドモがそう尋ねながら物置のテーブルの傍にあるイスに座ると、隣に座る青髪のコドモがふふふと笑う。
「実は内部の温度を下げる結界を張ったの」
物置に冷房なんてないから、とりあえず簡易的にねと青髪のコドモは言う。
「へー、すげぇじゃんピスケス」
さっすが〜と赤髪のコドモは褒める。
「あら、ありがとう露夏」
ピスケスと呼ばれたコドモは赤髪のコドモこと露夏に微笑む。
するとここで物置にエプロン姿のコドモが入って来た。

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