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Trans Far East Travelogue51

遅延して品川止まりになっているサンライズエクスプレスを横目に六郷川を渡り,川崎に着いて乗り換えのために東海道線から降りた。
「この電車だと…東神奈川で乗れるのは横浜線快速か。そして、町田で乗り換えれば淵野辺は何とかなるな」そう呟きながら俺は後続の京浜東北線普通磯子行きに乗り込んだ。
一方その頃、嫁を乗せた東海道線普通電車は京浜急行快特と両者一歩も譲らぬ並走バトルをしていて間もなく新子安を通過する頃だろう。
その後、嫁は桜木町,関内,茅ヶ崎の順に俺たち夫婦の両方に課された発車メロディ録音のタスクをこなしてゆきもう海老名に着いたそうだが一方の俺はというと,そのタスクをこなすために既に淵野辺に着いていたが、こちらが録音できないほど短く切られる為ここで合計30分も時間を無駄にしてしまい、ようやくまともに録音できて各駅停車に乗り換えて橋本に着いたら向かい側のホームの相模線から降りて来たという嫁が合流して来た。
そして、八王子で嫁にも件のうどんを奢り2人で八高線出発の5分前に出る中央線快速で立川に行き,かなりギリギリのタイミングで青梅行きの各駅停車に乗り換えて拝島で降り、乗り換えた八高線の電車が箱根ヶ崎のあたりに差し掛かったから在日アメリカ軍の心臓部とも言える横田飛行場から練習機が連続で離陸するのが見えた。
そして、高麗川に着いた。
高崎までの気動車の旅が間もなくスタートするが、まさか時期外れの花火の映像が見られるとはこの時はまだ予想もしていなかった。

  • ここの世界線だけはまだ5月下旬
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