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華火造物茶会 Act 4

「花火大会、行く?」
「行かない」
ナツィはすかさずそう返す。
「俺興味ないし」
ナツィは横に目を向けながら呟いた。
「えーそんなこと言わないでよー」
ボクナツィと一緒に行きたーいと金髪のコドモはナツィに近付いて言う。
「はなびがすっごくきれ…」
「だから興味ないって言ってる!」
ナツィは思わず立ち上がる。
「俺はそういう面倒なことはしたくねーんだよ!」
ナツィはぶっきらぼうに言ってまたイスに座った。
「…」
金髪のコドモはつい俯く。
「きーちゃん」
かすみは心配そうに金髪のコドモに近寄る。
きーちゃんと呼ばれたコドモことキヲンは暫く下を見ていたが、やがて顔を上げてこう言った。
「じゃあナツィはかすみと一緒に花火見られないね!」
もしかしたら2人で花火でーとだよ〜とキヲンはにやにやする。

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  • ポエム掲示板花火大会2023
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