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サマーフィルター

だらしなく蹴伸びした足は白く
何も成し得なかった日々を物語る
汚れた網戸の向こうでは
深さを増してきた空が
青々と純度を上げてゆく
首を振るエースと壊れかけの扇風機
同じ暑さなのにこうも価値が違うかね

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