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Metallevma:PROLOGUE

曇り空の街中を、青い髪のコドモが駆けていく。
そのコドモの見た目は人間の少女のようにも見えるが、額には角のように青い鉱石が2つ生えていた。
「…はぁ、はぁ」
コドモは走ってヘトヘトになってしまったのか、路地裏で立ち止まる。
「みんな、どこ行っちゃったんだろう…」
コドモは辺りを見回すが、周りには誰もいないようだった。
「…いたぞ‼︎」
するとここで軍服風の服装に身を包んだコドモ5人が青髪のコドモを囲んだ。
「やっと追いついた」
「逃げ足の早い奴め」
「俺たちから逃げられると思うなよ!」
コドモたちに口々にそう言われ、青髪のコドモは思わずしゃがみ込む。
「うぅぅぅぅ…」
うっかり“ガーネット一族”のナワバリに入り込んだだけなのに…と青髪のコドモは頭を抱える。
「さぁ、覚悟しろ!」
“コランダム一族”の“サファイア”‼︎と軍装姿のコドモたちはにじりよる。
「ひぇぇぇぇ」
“サファイア”と呼ばれたコドモがそう声を上げた所で、突然“サファイア”の頭上を小さな火球が飛んでいった。
「⁈」
軍装姿のコドモたちは驚いて後ずさる。
「やぁやぁやぁ」
拳銃のポーズを作った右手を下ろしつつ赤い髪のコドモがこちらに歩いてくる。
その額にはサファイアと同じように赤い鉱石が2つ生えていた。
「ウチのサファイアによくやってくれるじゃない」
随分と度胸があるねぇと赤髪のコドモは笑う。
「げっ!」
コランダム一族の“ルビー“だ‼︎と軍装姿のコドモの1人は叫ぶ。
「ヤバいヤバい」
「アイツに出てこられるとマズい!」
「撤収だ‼︎」
赤髪のコドモを見て、軍装姿のコドモたちは慌てて逃げ去っていく。
「…」
逃げていくコドモたちを見ながら、ふらふらとサファイアは立ち上がる。
そして”ルビー“と呼ばれたコドモの方を見た。
「ルビー」
サファイアがそう呟くと、”ルビー“は静かに微笑む。
「帰ろう、サファイア」
「うん!」
ルビーがそう言うと、サファイアは頷いてルビーに近寄った。

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  • この後企画要項出すよ
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