夏の空気を吸い込んで 秋になりかけの空を観る 流れる車窓の向こう側 なんだか妙に色が薄れる 人付き合いの方法も 愛想笑いのやり方も 夏と一緒に去ってって 湿った空気がただ残る だから私は 今日もひっそり 箱庭の隅で息をする