「クリスチャン、クリスチャン!」
「んぇぁ、ねこちゃん!」
クォーツ領の外れにて待ち合わせていたネコメとクリスタルは、定刻1時間前には既にお互いやって来ていた。
「随分早かったじゃないの戦友よォ、そんなにボクと会いたかった?」
「うん」
「ボクもだよォクリスチャン! さ、ボクたちの戦いを始めようか。今日は普段行かないところに行きたいな」
クリスタルを抱き上げ、ネコメはその場でしばらくくるくると回っていた。
「にぇぁー、ねこちゃん。いこー」
「ああそうだね。今日は入り口の反対側、あっちの方を探りに行こうと思うんだ」
「はぁん?」
「あっちの方にねェ、なァーんかワクワクするものが見えてんのヨ」
「にゃぁ……」
「それ、一日は思ったよりも短いんだ、さっさと行こうぜ、相棒!」
ネコメはクリスタルを素早く肩車し、軽い足取りで駆け出した。
蘇るの早いな(まだまだ企画に参加してくれるの
嬉しい)…