誰も知らなくたっていいし 70億人が知っていてもいいな。 何がどうあれ 僕は僕だ。 深海に沈んでもいいし 宇宙の涯だっていいな。 どこまで行ったとして 僕は独りだ。 水面の朝もや 微かな光 落ち葉を踏む音 ひどく小規模な魔法。 優しすぎて 窒息しそうだよ。 眩しすぎて 暗闇のようだよ。 僕は僕を差し出すだけだ。 愛されようと 蔑まれようと。 この世の果てでも きっと僕は僕だよ。 僕が消えた後も どうせ僕は僕だよ。