昨日,セリーグの全ての試合が終わって順位も確定した。
今年はプロ野球も含めて色々な出来事があったけれど,何よりも注目すべきは原監督が退任して阿部さんが監督になったことだろう。
師匠から弟子へのバトンタッチという,一つの時代の区切りを感じさせる出来事だ。
原監督が凄かったのは言うまでもない。
なぜなら,今ベテランとして成績を残し続けている2人の選手,「外野の長野・先発の菅野」の2人は巨人以外なら入団拒否というスタンスを貫いた末に巨人入りし,その2人の実力を最大限引き出してくれた。
それに,去年のドラフト会議で当たりを引いてくれたおかげで門脇選手という,不振に陥っていた坂本の代わりのショートが生まれたわけだし,投手の力が他球団と比べて弱いことが短所なのに,頼りにしていた外国人投手が良い成績を残せずクビになってどうなるか不安だった今シーズン,グリフィン,メンデス,バルドナードという好調助っ人3人を呼び込むことに成功し,シーズン途中から合流したバルドナード投手が来日するまで頼みの綱だった田中千晴投手を去年のドラフトで引き当てたのも,甲子園のヒーローであり俺の同級生でもあり個人的なライバルでもある浅野君を引き当てたのも原監督だ。
原さんは継投の判断が遅れて後手後手になってしまって8回に登板した中継ぎが救援失敗→炎上→後続も救援失敗→相手の勝ちパ登板で無得点→抑えが締めても相手のクローザー登板で無得点敗戦というスパイラルで負け続きだったけれど,次の阿部監督はピッチャーにとって1番身近な野手であるキャッチャー出身でバッテリーコーチの経験者でもあるから来シーズン以降はある程度はマシになると思う。
来年は俺もハタチになる年だ。
10代のスタートは巨人の日本一を見られなかったけれど,せめて10代の最後と20代の幕開けくらいは巨人の日本一を見届けて笑顔で迎えたい。