とある町に伝わる都市伝説。
町外れにある林のどこかに、「アオハル池」と呼ばれる小さな池があるという。
『青春』をその名に冠するその池は、好き合う2人で覗き込めば幸せのままに結ばれ、恋に悩む者が真夜中に覗き込めば、恋の行方が月明かりに照らされて水面に映るという。
―――というのは、飽くまで表向きに流された全くの嘘の噂。
その池、否、泉は真実を知る者の間では「陰鬱の泉」と呼ばれている。
深夜2時から3時の間、その泉には決して近付いてはいけない。その泉を覗き込んだ者は、例外なく「今すぐ死にたい」という考えに囚われてしまうとか。
そうなった人間が目の前にある、「水深数十㎝の水源」を見て何をするのかは、言うまでも無い。
―――何故そんなことを知っているのかって? 本当に知りたい?
参加ありがとうございます!
Springってそんな意味もあったんですね、凄い…
めちゃめちゃ素敵です!!