ごめんねが指の間をすり抜ける 夢を噛んだまま瞼をひらいた また起きてしまったみたいだ、 眠れない夜が更けていく 掴み損ねたごめんねが溶けていく 誰に謝っていたのだろう、と思う 噛みかけの夢を咀嚼する そしてまた夜に吸い込まれていく