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ぼくのいじめの話 その1

今日の授業テーマが「いじめ」なので、何度も語ってるけどぼくの昔話をしようと思う。
いつもははしょることが多いけど、今回は全ての始まりから語ろうかな。
長ったらしいけど、よかったら付き合って。

全ては小3のあの日から始まった。
当時初めてのクラス替えを経験して、初めて同じクラスになった子と同じ班になったんだけど、物心つく前から身内以外との会話がほとんどできない自分はグループワークであまり関わったことのない子と話せなかった。
それで「喋れないから無視しよう」みたいな感じになって、幼かったぼくはショックを受けてしまった。
それで学校へ行くのが嫌になったけど、先生に言ったらもっとヒドい目に遭うと思ったから1、2ヶ月くらい我慢してた。
でも父さんが何かおかしいことに気付いて何があったのか聞いてくれて、先生宛に連絡帳に事の顛末を書いてくれた。
でもそれを見た当時の担任がぼくを呼び出してこう言った。
「アンタが喋れないのが悪い」と。
ついでに先生がこのことを母さんに連絡したために家でも同じことを言われた。
それで、ぼくは大人を信じるのをやめた。
どうせ嫌なことがあっても自分が悪いと言われるのなら言わない方がいい。
そう思って大人に口を利くこともやめてしまった。
その後小5になるまで平和な状態が続いたんだけど、小5になってからあるクラスメイトと一緒に帰るようになってから異変が起きた。
そのクラスメイトが「どうして喋れないの⁈」と自分を問い詰めるようになったんだ。
今思い返せばあれは一種の束縛に近かったんだけど、当時はそんな概念知らなかったし、自分にも自分が喋れない理由なんて分からなかった。
それに多少喋れなくとも問題ないと当時考えていたから黙ってたんだけど、だんだんそれが激化していったこと、自分のことを昔からよく思わない子にあることないことを束縛する友達に吹き込んだことからどんどん問い詰めが激化し、やがて自分のことを「障がい者」と決めつけヒドいことを言うようになってきたんだ。
自分もそれに耐えられなくなって死んでやろうかと何度も思ったけど、その様子を見かねたクラスメイトが先生に事の顛末を言ってくれたんだ。
これで一安心と思ったんだけど、先生がぼくに言ったのは「喋れないあなたも悪い」だった。

長いので「その2」に続く。

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  • 長いので「その2」に続く
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